パフィオ整形花の初開花
たくさんの蘭の花が見られるようになってきました。
ベランダで管理していた蘭は全て室内に避難させて日々管理しています。
昨年購入したパフィオの実生が続々と咲いてきており、中でも特にお気に入りの花をご紹介します。
Paph.Mikawa Legacy
濃色で立派な花が咲いてくれました。
サイズも中々大きく作上がりに期待が高まります。
昨年の5月に選抜をしてみたい想いで同じ実生を複数購入しておりました。
この株の他にもいくつか開花し始めておりますが断トツでこの株の花が好みです。
ワーディアン1段目のパフィオです。
今までで一番開花してくれています。
中央の花は古典品種のPaph.denhurstです。こちらは交配親に使うか検討中です。
今年は交配に挑戦しようと思い、年明けの蘭展でいくつか交配親を手に入れたのでより一層栽培に力を注いでいきたいと思います。
世界らん展も近いのでまたこちらで報告します。
素人なりにラン栽培について真剣に考えてみた〜その2〜
前回のブログから素人目線でラン栽培を見つめ直して考えをまとめてきたので良かったら最後までお付き合い願います。
今回はラン栽培の中でも多くの方が試行錯誤を繰り返し、追究を重ね続けている植え込み材について述べていきます。
読者の方々のご意見も参考にしたいので宜しければお気軽にコメント下さい。
私が使ってきたものに関して触れていきます。
①水苔
胡蝶蘭、カトレア、デンドロビウム、パフィオペディルムで使用しています。
水苔を使うにあたって注意すべき点は
面倒臭がりな人には不向き
という点です。
ホームセンターや園芸店で購入出来る水苔ですが、水で戻して程よく湿らせた状態にしてから使用します。
私は面倒臭がりなので、バケツに水苔と水を入れて不要物(注1)をある程度取り除いた後にびしょびしょに濡れた水苔をギュッと握って絞ってからビニール袋に移しています。
(注1) グレードの低い水苔には水苔以外のものが含まれています
植え替えの時期は植え替えをするんだという
断固たる決意
を示した上で一気に植え替えしましょう。
水で戻す時は多めにしておくと後で足りなくならないので良いです。
しっかり準備さえ出来ていれば植えるのは楽なので水苔で植える場合は張り切っていきましょう。
② バーク材
これこそ面倒臭がりな方に超オススメの植込み材です。
私はSサイズのバーク材を使用していますが、バークだけで植え込む場合はスコップや手で掬って鉢に入れるだけなので植え替えがとても楽です。
バークは通気性がとても良いので水持ちは良くありません。
こまめに水やり出来る方は扱いやすいのでは
ただ、園芸店で取り扱っている市販のバークは細かくないため少々扱いづらいです。
なので業務用のバークをラン屋さんから買うことをオススメします。
私は茨城の望月蘭園さんから購入しています。
電話一本で即対応していただけるのでとても助かります。
③クリプトモス
私は一部のパフィオペディラムの栽培で使用しています。
使用感としては、一度乾き切ってしまうとクリプトモスが水を吸いにくくなってしまうので少々扱いづらい面があります。
④ミックスコンポスト
ミックスコンポストはラン屋さんオリジナル配合のものや個人で追究を重ねた独自のものまで様々あります。
私はホームセンターで入手できるもので配合して使用しており、
日向土:軽石:バーク=1:1:2
といった割合です。
昨年から使用していますが、今年は今までで一番生育が良いと感じているので暫くはこの配合のままいくと思います。
植え込み材料については以上の通りです。
まだまだ追究の余地があるのでまた何かを見出せるように日々の管理に尽力します。
次は施肥についてその3で綴っていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
素人なりにラン栽培について真剣に考えてみた〜その1〜
普段会話の中で趣味のことをよく聞かれるのですが、いつも決まった流れがあって面白いのでそのことについて少しだけ冒頭で綴ります。
私は趣味のことを聞かれたら決まって
「洋ラン栽培が趣味です」
とドヤ顔で答えます。
その際必ずと言っていいほど返ってくる返事が
「ランって育てるの難しくないですか?」
です。もう本当にこればかりです。
かくいう自分も最初はその一言をラン栽培が趣味の方に投げかけていました。
確かにラン栽培は簡単ではないと言い切れます。
温室があれば難易度はグッと下がるみたいですが、基本的にそのような規模の栽培環境を用意出来る方は少ないでしょう。
私の住んでいるところは夏暑く冬寒い為、ランにとっては良くない環境です。
こんなに厳しい環境でも日々の管理や工夫次第でしっかりと株を育てることができ、ランも花を咲かせてくれます。
このPaph.rothchildianumも一輪のみですが、しっかり咲いてくれました。
この開花がきっかけで少し自信がつき、栽培方法をよく考えるようになりました。
現在は水やり、光、肥料、植込み材、温度、病害虫対策など、自分なりに考えて栽培に取り組んでいます。
もしかしたら同じような環境でランを育てていて、栽培がうまくいかずに諦めてしまった方や未だに自分に合った管理方法を確立出来ていない方が少なからずいると思います。
ラン栽培をより多くの方に楽しんでもらいたいという思いがあります。
私自身もまだわからないことだらけですが、このようにブログという自由に発信できる媒体があるわけですから発信しない手はありません。
私の経験を踏まえた内容で今後綴っていくので良かったら見てやってください。
内容はその2に続きます。
この夏は暑さに負けず頑張りましょう。
開花報告〜これからどうなる?暑さに負けない為に〜
ここ最近咲いたものをご紹介します。
どちらも頂き物ですが、、、
Paph.curtisiiとPaph.curtisii f.sandarae の初花です。
ここ最近は雨が多くあまり陽が出ていなかったので、花芽が上がってきてからは毎朝心配しながら経過観察をしておりました。
どちらもサイズは大きくないものの立派な花型で見応えがあります。
その他の蘭は新芽が出てきているものが多く、中にはシースがちらほら見られるパフィオもあります。
今年は色々な実生の開花が期待できそうなので、より一層栽培に力が入ります!
とりあえずこれからどんどん暑くなっていくので、蘭が暑さに負けないように栽培管理を徹底していきたいと思います。
また面白い動きがあったら報告させていただきます。
サンシャインシティは花盛り!〜蘭友会主催のラン展に行ってきました〜
5/23〜26にかけて池袋サンシャインシティで蘭友会主催のラン展が開催されました。
この時期は各地でラン展やオープンハウスセールが続きますが、その中でも大規模なラン展がこちら。
5,6年程前に大学の先輩に教えてもらって初めて足を運んだのもこのラン展で、私にとっては思い入れのある展示会です。
全ての蘭が高く思えた当時、初めてサイフポイントを削って購入したC.Intermediaを契機として蘭栽培がスタートしましたが、、、
まさかここまで没頭するとは思いませんでした
今回は仕事の都合が良く初めて初日に行くことが出来たので、その模様と購入品紹介をしていきたいと思います。
ラン展初日
仕事を終えて即退勤し現地到着は16時。
池袋駅から15分ほど歩いて会場に到着です。
入り口付近には平成の銘花の写真などが展示されており、その奥に展示と販売ブースがありました。
買い物に夢中になり過ぎてほとんど写真を撮れていないという愚か者です。
都知事賞のお花が素晴らし過ぎて見入ってしまいました。
美しいですねぇ
個人的に最も気になったのはこちらのパフィオです。
サクハクリーなのか、それともサクハクリーを親にした交配種なのかわかりませんでした。
すいません、展示花の写真は以上です...
最後に購入品で締めます。
ミカワレガシー
ミカワレガシー
ミカワレガシー
ミカワレガシー
ミカワレガシーではない
???????????????
ミカワレガシー買い過ぎでしょキミ...
たくさん買ったらおまけ価格で別の黄花交配種もつけてくれました笑
日を改めて花粉提供と搬出のお手伝いのため行ったところ
この2株は花粉のお礼ということでいただきました。スパービエンスの亜種なのでしょうか?
持っていないパフィオだったのでかなり嬉しか
ったです!
Paph.Peter Black
望月蘭園さんが持ってきていたので迷わず回収しました。開花してくれたらこれを親にして育種に取り組みたいと思います。
(番外編)
こちらは搬出のお手伝いをした際に頂いてしまいました... 感無量です...
写真を見てお分りいただけると思いますが
デカい!デカ過ぎる!!!
なんとリーフスパンは80cmほどあります(⌒-⌒;
株は非常にしっかりしているので開花に向けて過保護に育てていこうと思います!
大きな蘭展は暫くありませんが蘭屋さんのセールなどがまだまだあるので、足を運べたらまた報告出来たらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。